青色申告が有利

合同会社を設立したら青色申告が有利

合同会社を設立するときには申告の方法を決めることが必要となります。税金対策を考えるのであれば、青色申告を選んでおいた方が良いです。そのメリットは税制面で優遇を受けることができ、それによって納める税金を安くできることが挙げられます。

そのためには帳簿を正しく作成することが必要となります。具体的には複式簿記で作成した帳簿を用意しなければなりません。そのために事務コストが発生するというデメリットはありますから、メリットとデメリットを比較していく必要がありますが、ある程度の利益が確保できていれば、メリットのほうが上回ります。個人事業主で売り上げが安定してきたと感じたのなら、合同会社の設立を考えるでしょうが、その際には青色申告を選んでおくと良いでしょう。

具体的なメリットをいくつか紹介します。まず最高65万円の控除を受けられるというメリットがあります。所得が800万円以下であれば税率は22%ですから、65万円の控除によって14万3,000円分は確実に安くできるというメリットがあります。これだけでも大きいでしょう。
次に、損失の繰り越しが7年間にわたって行えるというメリットがあります。収入が年度によって変動する業種に適しています。たとえば、ある年に200万円の赤字になったとします。そして、その次の年に200万円の利益が発生したとしましょう。普通なら、初年度は税金が0円で、その次の年には200万円に対して税金が発生します。しかし、損失の繰り越しを行う場合、初年度の200万円の赤字を翌年に繰り越すことができますから、翌年は利益が0円になり、税金を支払わなくて良いです。あるときに大赤字が発生すれば、その後7年間は繰り越していくことができるために、節税効果は高いです。

青色申告にはこのようなメリットがありますから、合同会社を設立するときにはこれを選ぶのが基本となっています。そのためには税務署に届け出をすることが必要とされますから、合同会社ができてからすぐに届け出をするのが良いです。それを忘れると白色申告となって優遇を受けることができませんから注意が必要です。
複式簿記での帳簿の作成が必要となりますが、これらは基本的に税理士に委託するという方法をとるのが良いです。税理士に支払う報酬を差し引いても合同会社を設立するほうが良いかどうかを比較検討していかなければなりませんが、売り上げが十分にあればたいていはメリットのほうが上回ります。